耳あな型と耳掛け型が向いている人
補聴器を選ぶ場合、自分にあったものを選ぶということが重要になります。では、どのような場合にどの補聴器が向いているのか、ということについて簡単に考えていきましょう。まず、できるだけ小型で軽量のものが良いという場合についてです。この場合については耳あな型の補聴器が適していると言えます。特にCIC型と呼ばれる耳あな補聴器は非常に小型であり、装着感の薄いものなので日常生活に影響を及ぼしにくいと言えるでしょう。耳あな型補聴器は個人の耳の形によってフィットするかどうかが違っているため、既成品では合わない場合もあります。その場合にはオーダーメイドで作成することが可能ですので、コストは掛かりますが誰にでもマッチするものを作る事ができるのも耳あな型補聴器のメリットです。デザインなどを気にする場合や、操作性が簡単なものが良いという場合に選択出来るのは耳掛け型の補聴器です。耳に本体部分を掛け、出力部分を耳に入れることでつかうことが出来ます。本体部分のデザインが多様なので、若い人でも使いやすいのが特徴となります。価格も比較的安価です。
メガネ型とポケット型が向いている人
メガネを掛けている関係で、耳掛け型が合わないという場合には、メガネ型の補聴器というものがあります。名前通り、メガネに補聴器が内蔵されているのがこの形の補聴器です。メガネも補聴器も両方必要なのであれば場所を取らずに利用出来るのがメリットとなります。ただし、どちらかの調整の際には両方が使えない事になってしまいますので、いずれにせよサブが必要であるのがデメリットと言えるでしょう。ともかく安価な補聴器がよいのであれば、ポケット型の補聴器が選択肢になります。本体部分が大型で、胸ポケットや首掛けにして利用するタイプとなります。場所を取る変わりに安価であり、集音や増幅の性能も高めであるのがメリットです。